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2017.5.8更新
ichi
浜辺のSlice of Life #08 店の名は岬食堂

その食堂は岬の入り口近くにあった。

町へと戻るバスには一時間近くあり、バス停は簡易な作りだった。
バス停から100m程度先に、白い壁と赤い屋根が目を引く建物があった。
何の建物かは分からなかったけれど、どうせ一時間待つだけならばと歩いて行った。

控えめな看板が入り口近くにあった。
店の名は“岬食堂”。
ロケーションそのままの店名と手入れの行き届いた外壁が、心をくすぐった。
コーヒーだけでも飲めればとドアを押し開けると、涼しげなベルが鳴る。
「いらっしゃいませ」。
女性二人のハーモニーで迎えられた。

よく磨きこまれた床は顔が映りそうなほど。
清潔感のある白と赤のタータンがテーブルクロス。
大きめの10ozタンブラーで冷水が供された。

年配の女性が持ってきてくれたメニューは、ランチが魅力的だった。
若干早かったけれど、心惹かれて頼んでしまった。
「オムライスをお願いできますか」。

のんびりとした口調で彼女が言う。
「ケチャップはもちろんですが、本日はデミグラソースかカレーソースもありますよ。そうそう特製ソースもありました」。
2秒考えて、オリジナルソースをお願いした。

窓の外には、岬の突端を風が撫でていた。

運ばれてきたオムライスは、チキンライスの上に見事なオムレツが鎮座している。
そのオムレツにナイフを滑らすと、マジックみたいに卵が溢れる様に現れた。
グレイビーボートに別盛りにされていたオリジナルソースを、スプーン一杯分だけかけてみる。
酸味と甘味のバランスが絶品だ。

ガツガツしないように気をつけながら平らげた。
バスの時間まではまだ余裕がある。
さて、もう一品オーダーすべきだろうか・・・。

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