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2018.2.7更新
ayaka
ハワイで雪?ハワイの山々で見る常夏の島の雪景色

 

常夏の島と名高いハワイでは、冬でも20℃を越す気温は珍しくありません。そんなハワイで雪景色が見られるというのはご存知でしょうか。ハワイ島にあるマウナ・ケア火山とマウイ島のマウナ・ロア山は、その標高の高さから山頂で積雪が確認されやすく、毎年冬になると雪で真っ白になるといいます。ハワイでの雪の楽しみ方をご紹介します。

 

マウナ・ケア火山とマウナ・ロア山の気候と環境


冬にハワイに行く場合、温暖な気候のなかで冬を過ごすためや、海水浴のためにハワイへ行くというイメージを抱いている方がほとんどです。しかし、ハワイ島のマウナ・ケア火山とマウイ島のマウナ・ロア山は標高が高く寒いため、冬になると雪が降ることをご存知でしょうか。スキーやスノーボードも楽しむことが出来るぐらいの積雪量があります。

 

マウナ・ケア火山の気候と環境


低地は森林地帯となっていて、中腹は牧草が生い茂っています。雪が降るのは山頂に近い高地で、ここでしかみられないマウナ・ケア銀剣草も生息しています。マウナ・ケア銀剣草は奇妙な風貌をしていて、全体が白い毛で覆われ、開花時には茎が真上に2~3mもの高さまで伸びて花を咲かせます。山頂近くにはワイアウ湖がありますが、高地で湖があることは珍しく、地元住民の間でも神聖な場所として崇められています。天体観測の名所としても知られ、多くの観光客が訪れます。

 

マウナ・ロア山の気候と環境


マウナ・ロア山は活火山として頻繁に活動がみられ、過去の噴火によって甚大な被害が出たこともあることから、火山研究の対象として観測が続けられている山です。観測所では世界最大の活火山と定義されています。なだらかな斜面が特徴で、島々で形成されているハワイ諸島をマウナ・ロア山だけで80%以上もの面積を占めています。山頂付近はマウナ・ケア火山と同じように冬は雪が降ります。

 

マウナ・ケア火山のほうが観光地として有名


マウナ・ケアといえば天体観測と言われているぐらいで、天体観測の名所として知られていて、山頂付近にはマウナ・ケア天文台群と呼ばれる、多くの天文台と望遠鏡が設置されています。天体観測の名所と言われているのは、太平洋の真ん中に位置していて広い範囲を見渡せること、加えて高い標高で見晴らしがよいことからです。このような理由から観光客が後を絶たず、近くにあるマウナ・ロア山よりもメジャーな観光スポットとなっています。

冬にウインタースポーツを楽しむ方も一部いるようですが、正直ウインタースポーツに適した環境ではありません。なぜなら標高が高くて空気が薄いこと、更にリフトもないため滑ったあとは自力で登山しなければなりません。加えて雪の下は石が多く、滑りにくいことも挙げられます。しかし、コアなスキー・スノボファンが滑る目的で登山することもあります。滑ったときの景色は広い範囲を見渡すことができて迫力があり、一部のプレイヤーの間でひそかに人気となっているスポットです。

見晴らしのよい頂上から雪景色を拝むだけでも十分価値があるものです。ビーチだけではなく、是非山の雪景色も堪能して頂きたいです。ちなみにマウナ・ケア&マウナ・ロア共通ですが、雪が降るとはいえ基本的に温暖な気候なので、冬でも雪が常時積もっているとは限りません。雪を目的として登山する場合は、事前に情報を仕入れてから登山することをおすすめします。

 

マウナ・ロア山は有名ではないが隠れた名所である


マウナ・ロア山はマウナ・ケア火山とは違い、観光地としてメジャーではありません。なだらかな斜面のため山頂までの移動距離が長いこと、天体観測の名所としてマウナ・ケア火山が知れ渡っているため、どうしてもマウナ・ロア山はマウナ・ケア火山の陰に隠れがちな存在です。しかし、マウナ・ロア山は隠れた名所として一部の観光客に知られています。マウナ・ケア火山は太平洋の真ん中に位置していることから、天体観測に適しているとマウナ・ケア火山の項でお伝えしましたが、マウナ・ロア山も位置や標高がさほど変わらないため、マウナ・ロア山でも綺麗な夜景を堪能することができます。もちろん雪景色も拝むことができます。マウナ・ケア火山に比べて山頂に辿りつくまで大変ですが、混雑を嫌う場合はマウナ・ロア山に行くことを考えてもよいかもしれません。

 

マウナ・ケア火山とマウナ・ロア山へのアクセス


マウナ・ケア火山

道路は存在しますが、公共交通機関が通っていないため自分で交通手段を探して山頂を目指します。そして、道路へ入ることができるのは4輪駆動車のみです。観光で訪れた場合はレンタカー会社であるハーパー社の4輪駆動車で頂上を目指すか、入山を許可されているツアー会社の車で頂上を目指す方法があります。

 

マウナ・ロア山

観光客向けの施設がなく、マウナ・ロア山に登る場合は食べものや飲み物など事前準備する必要があります。トイレも少ないので済ませておきましょう。ツアー会社でマウナ・ロア山に登るツアーも少なく、基本的にレンタカーを借りて自力で登る必要があります。キラウェア火山側から登るルートとサドルロード側から登るルートがありますが、サドルロード側から登るルートの方がメジャーです。頂上までの長い道のり、そして舗装は一応されているものの、山道特有の凹凸が激しいため4輪駆動車でないと登るのは難しいです。マウナ・ロア山は登山に慣れていない人にはおすすめできないので、不安な場合はマウナ・ケア火山に行ったほうがよいでしょう。このような理由もあり、観光地としてマウナ・ケア火山のほうが有名となっています。

 

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