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2017.12.22更新
ayaka
ハワイ語を残すためにハワイ語をもっと大切にする気持ちを持とう

ハワイには守り続けたい文化であるハワイ語が存在します。よく耳にする「アロハ(Aloha)」という言葉もそのひとつで、ハワイ語はハワイ諸島の先住民であるポリネシア人により使用されていた言語です。現在のハワイでは英語とともにハワイ語が公用語となっていますが、かつてハワイ語が禁じられていた時代があり、ハワイ語を話せる人が少なくなっています。

現在はハワイ語を話す人が少なくなっている


ハワイには守り続けたい文化であるハワイ語が存在します。よく耳にする「アロハ(Aloha)」という言葉もそのひとつで、ハワイ語はハワイ諸島の先住民であるポリネシア人により使用されていた言語です。現在のハワイでは英語とともにハワイ語が公用語となっていますが、かつてハワイ語が禁じられていた時代があり、ハワイ語を話せる人が少なくなっています。

ハワイ語を話せる人は、1900年頃は約3万7千人存在したといわれていますが、現在生存しているハワイ語を自然と身につけ第一言語(ネイティブスピーカー)とする人の多くは70歳から80歳代の世代の人で100人以下と推測されています。

昔ハワイ語が主体であった時代もあるのに、なぜ現代ではハワイ語が公用語であっても話せなくなっているのかというと、英語のみを使用とするという法律があった時代があるからです。ハワイは1820年にキリスト教伝道のために海を渡ってきた宣教師たちによって、ハワイ語が書かれるようになり、学校ではハワイ語を使用して教育し、当時の新聞はハワイ語のものも多く100紙以上存在していました。

そのような文化により1800年中期にはハワイ語が活用され、ほとんどの人がハワイ語の読み書きができる時代でした。しかし1893年、ハワイ王国が滅亡して1898年にアメリカ合衆国がハワイを主権下に置くこととなり、1896年にはハワイ語が教育現場で使用禁止となり、代わりに英語の影響力が強くなりました。こうして1959年にハワイはアメリカ合衆国のハワイ州となり、ハワイ語の文化が途絶えそうになっていきました。

 

ハワイ語を残すという努力は実を結んでいない


ハワイ語の復活は、1970年代頃から始まります。当時、公民権運動が盛んになり、伝統のあるハワイ語を次世代に残すため復興しようとする声が高まりました。1978年にはハワイ語はハワイ州の公用語として認められ、1983年にハワイ語を用いて教育する学校がつくられています。それ以降、教育を受けた新たなネイティブスピーカーの数は増え、数千に達しており伝統が脈々と受け継がれています。

民族の言葉を学んでほしいと願う先住民系の親たちを中心に、ハワイ語幼稚園がハワイ諸島で広がり、1987年にハワイ語で教える小学校が公教育としてはじまりました。ハワイ州には現在、ハワイ語で教育する学校が幼稚園から高校まで約30校あり、ハワイ大学ではハワイ語を使用して博士号までの学位を得ることもできます。

ハワイ語を残すための取り組みは学校教育以外にも、ラジオという媒体を利用して言語再活性化への大きな役割を果たしています。ハワイ州のハワイ語ラジオ番組「カ・レオ・ハワイ」は1970~1980年代に400回以上放送された番組で、ハワイ先住民のハワイ語文化の記録を通じ、リスナーにハワイ語がより身近に浸透していくものでした。そうすることにより、ハワイ語を伝承させていく思惑および努力がありました。しかし、その努力が実を結んでいないのが現状です。

 

感情があれば言語は残っていく


「アロハ(Aloha)」は、私達が聞き慣れている言葉ですが、ハワイ語においては重要な意味を持ちます。というのも、言葉で説明することが難しいという一面を持ちます。挨拶の言葉であると考えられている方もいると思いますが、間違いでもあります。挨拶の他にも、愛情や喜びなどの感情表現、信頼や相手を受け止めるといった精神的余裕までも表現できる言葉です。要するに、奥が深い言葉と言えるでしょう。

「アロハ(Aloha )」とは、「Alo(共有する)」と「Oha(幸福、喜び)」、「Ha(生命、エネルギー)」の単語の組み合わせから成立している言葉です。意味としては、「今、この瞬間に生きていることに感謝し、その幸せを共有し、分かち合おう」ということです。ハワイアンらしい思いが込められた表現であると思います。

過去、ハワイを訪れた人間を温かく迎え入れたその想いがこの一言に凝縮されているように、ハワイ語は温かい言語のひとつと言えるでしょう。ひとつの短絡的な言葉の中にも、実に多様性を含む傾向を持っているのがハワイ語の特徴です。たくさんのハワイアン・スピリッツが詰まっています。

ハワイ語の消滅は近しい、と叫ばれていますが、例えば「アロハ(aloha)」というひとつの言葉を大切にすることから始めなければいけません。過去、ハワイを訪れた方々が温かいもてなしを受けたように、ネイティブな言語も大切にしようという温かい気持ちを持たなければなりません。ハワイ語を保存、そして伝承させていくには、そのような気持ちを持つことが第一歩となります。

この先、ハワイを訪れることがあるならば、新鮮な気持ちで「アロハ(aloha)」と挨拶してみましょう。相手が「アロハ」という挨拶をしてくれたならば、ハワイ語が途切れることはありません。つまり、ハワイ語もそうですが、言語は人と人のコミュニケーションがあれば途切れません。ハワイ語を残すためには、もっと、密接な人と人のコミュニケーションが求められるでしょう。感情があれば、言語は残っていくものです。ハワイ語にも、その可能性は充分にあります。

 

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