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2017.11.24更新
ayaka
プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園に眠る【ハワイの歴史】

 ■古代ハワイの歴史が眠る土地


ハワイ島コナ南部のホナウナウ湾にある「プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園」は、古代ハワイの文化や歴史がよくわかる国立公園となっていて、神殿や守り神のティキ像、養殖池、など歴史的な史跡が数多く保全されているところです。

 

■石垣の秘密


プウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園は170ヘクタール (420エーカー) の広さの中に「グレート・ウォール」という石垣の壁があり、かつてこの地はこの壁を境にして、ふたつのエリアに分かれていました。ひとつはアリイ(王族)の土地であるロイヤル・グランド、もうひとつは逃れの地プウホヌアです。

ロイヤル・グランドは王族たちが住んでいたエリアで、ハワイの王族は神々の子孫とみなされ、白砂で埋め尽くされた地に青く澄んだ海、穏やかな時間が流れる神聖な場所となっていて、平民は一歩たりとも入いってはいけない場所でした。

プウホヌアとは逃れの地、聖域、保護地という意味があります。

 

■厳しい戒律


昔のハワイにはカプ制度という戒律があり、戒律を破ると災いが起きると伝えられていました。上記のように平民がロイヤル・グランドに足を踏み入れることや、身分や性別、食事、漁業や農業などの職業などによりいろいろな戒律が定められていました。

この戒律を破ったものは死罪となる厳しい決まりごとで、死罪になったものがその刑からただひとつ逃れられる方法が、プウホヌアの地へ捕まらないように逃げ込むことだったのです。王族たちが戒律を破ったものたちを助けるためにプウホヌアを造り、カフナ(神官)からの夜通しにわたる儀式を受けることでその罪が免罪されるものでした。その罪人は家に戻ることが許され、もう一度普通の生活に返ることができたそうです。

プウホヌアはホナウナウ湾の場所以外にもハワイの各地にあり、ハワイ島ワイピオやヒロ、カウアイ島ワイルア、オアフ島クアロアやライエ、マウイ島オロワル、モロカイ島カヴェラなどにも存在したといわれています。

 

■変わる決まりと残された歴史


プウホヌアはカメハメハ2世リホリホが、王であるときに男女が共に同席し食事をしてはいけないという戒律を故意に破り、災いが起こらないことを自ら証明しました。そして1819年、約300年間続いていたカプ制度を廃止し、今までおこなっていた神への礼拝を捨て、プウホヌアやヘイアウ(神殿)、神の象徴であるティキ像など壊すことを命令しました。

ホナウナウ湾にあるプウホヌアは中でも一番規模が大きく最も長い期間存続していたこともあり、1920年代にはハワイ郡の公園、1961年には国立公園として管理されるようになり、建築物が再建されたり偶像を復元しています。

 

■ロイヤル・グランドエリアの見どころ


ロイヤル・グランドエリアの見どころは、プウホヌアで最も神聖とされる神殿のハレ・オ・ケアヴェを半分の大きさで再建築したテンプル・モデルでしょう。材料にはオヒア木材やティーリーフ、ココナッツ繊維が使用されています。

ハワイのチェスのような伝統的なゲームのコナネ(レプリカ)は平らな溶岩のゲームボードで駒用の溝が掘られているもので、ケオネエレという名の入り江はかつてカプにより王族だけが使用していいカヌーの船着場です。カプの戒律により漁獲量が制限されており、そのため魚の確保に使用した王族のための養殖池のフイッシュポンド、ハラウ(作業場)はフキラウという方法の魚を獲るための漁具を作っていた場所です。

境界線となったグレート・ウォールは400年以上前に造られた当時のものを補修したもので、高さ3m・幅5m・長さ218mあり、石とのつなぎにモルタルを使用しなくても緻密に積まれています。

ほかにも儀式用飲料を作るときに使用した岩をボウル状に彫ってあるカノア、溶岩流が木をのみ込み冷えてできる溶岩樹型のツリー・モールドがあります。

 

■プウホヌアエリアの見どころ


プウホヌアエリアの見どころは、神殿であるハレ・オ・ケアヴェが再建されておりその建物の周りをさまざまな木彫りのティキ像が囲んでいます。こちらの建物は王族のお墓となっていて、カメハメハ大王の曾祖父・ケアヴェや叔父・カラニオプウをはじめとする複数の祖先 23人の王族の遺骨が安置されています。王族の遺骨には巨大なマナ(神秘なる力)が備わっていてこの神殿に力を与えていると伝わっており、パワースポットとしても有名です。

ホナウナウ湾を見つめ神殿を守っている2体のティキ像は有名で、観光客が皆写真に収めるスポットです。アーレアレア・ヘイアウは1425年頃に建築された神殿でハレ・オ・ケアヴェが建築される前は最も重要な神殿とされていました。そのため何度も改修された石壁が残されています。

そのほかにもケオウア・ストーンはコナの酋長であったケオウアが気に入っていた休憩場所、カアフマヌ・ストーンはカメハメハ1世の妻である王妃カアフマヌがカメハアメハ大王に見つからないように隠れた岩といわれており、多くの観光客が訪れています。

 

■主要エリア以外もチェック


尚、こちらの国立公園は展示されているものに番号が付けられており、パンフレットと照らし合わせて巡るとわかりやすいものとなっています。国立公園はこのふたつのエリア以外にも南の奥の方まで続いており、トレイルを楽しめるコースが2、3あり、海や山、アラハカ・ランプという石畳の坂道、溶岩トンネルなどを満喫できるものとなっています。

 

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