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2017.11.13更新
ゆずりは
アロハシャツの柄って意味があるのかな?ヴィンテージってなに?

 

ハワイの定番ファッション、アロハシャツ。ちょっとしたアロハシャツ・デザインの蘊蓄をご紹介します。

プリント柄には色々なバリエーションがありますが、その中にも伝統的な絵柄があるのです。ヴィンテージ・アロハのことにも触れてみます。

 

■アロハシャツの元祖は日本の着物


アロハシャツの原点は日本の着物です。サトウキビプラントの労働者として多くの日本人がハワイに移住しました。その時に持ち込まれた日本の着物は、ハワイの気候に適さなかったため、着古されたものからシャツに仕立て直されます。その際、現地の労働者が来ていた「パラカ」と呼ばれる開襟シャツをお手本にしたのです。

労働着として使われていた絣(かすり)などに混じって、派手な女性の晴れ着もシャツに仕立て直されました。そして出来上がったのが「エキゾチックな派手な色使いと大柄の開襟シャツ」、これがアロハシャツの元祖です。

 

■アロハシャツ 5大絵柄


誕生したときからエキゾチックで派手な柄が好まれたアロハシャツ。最近はマンガや映画のキャラクターまでプリントされていますが、伝統的な柄は次の5つです。

●ホエールテール(クジラの尻尾)
今ではホエールウォッチングが観光の目玉に数えられるようになりました。でも、ハワイで普通に暮らしていればクジラにお目にかかることは滅多にありません。昔からクジラを見ると幸運が訪れるといわれています。ホエールテールは幸運を呼ぶ絵柄です。

●ドルフィン(イルカ)
ハワイの人達にとって、イルカは愛を運ぶ幸運の生き物「愛の使者」です。カップルで着るといいですね。

●ホヌ(海ガメ)
海ガメは海の守り神、崇拝の対象です。この柄を着ていると金運に恵まれるそうです。

●ハワイアンフラワー
ハワイの花といえばハイビスカス、そしてレイに使われるプルメリアです。

プルメリアの花言葉は「気品」「日だまり」「恵まれた人」。女の人に人気でムームーにもよく使われる柄です。

ハイビスカスは「神聖なもの」を象徴する花です。一見派手な柄ですが、フォーマルウェアとして好まれます。結婚式はもとよりお葬式もハイビスカス柄でOK。日本でいうと「黒柄」みたいにも使える感じです(だからって辛気くさいわけでないですよ)。

●フラ
フラは伝統的なハワイの音楽のこと。ダンスが有名ですが演奏、合唱なども含めて“フラ”と呼びます。フラは神様に捧げる魂の象徴。自然や生き物への感謝と尊敬の意味が含まれています。オールマイティーな柄です。

初めてのアロハシャツなら、これらの柄から選ぶのが本筋だと思いますよ。

 

■ヴィンテージっ・アロハって?


アロハシャツの歴史は1930年代からですから、衣類としての歴史はそう古いものではありません。歴史が浅いからこそ、初期につくられたアロハシャツが未だに残っています。現存している一番古いアロハシャツは1936年に商標登録されたもので、アメリカのスミソニアン美術館に保存されています。

1930~50年代につくられたアロハシャツを「ヴィンテージ・アロハ」と呼んでいます。ジーンズ同様、ヴィンテージ・アロハのコレクターが多数存在するため価値のあるものとして取引されます。

アロハシャツを初めて製品化した「ムサシヤ」製のものや、珍しい柄をプリント(全面が虎でおおわれた『百虎』なんて凄まじい柄もあります)したものは数百万でも買い手がつくほどです。

 

●ヴィンテージ・アロハの条件

基本的に1930~50年代に作られた製品であれば「ヴィンテージ・アロハ」と呼ぶことができますが、コレクターの間ではさらなる条件が課せられることがあります。

・生地がシルクまたはレーヨンであること
アロハシャツの生地は当初、綿やシルクがメインでした。その後レーヨンが加わり、1960年代になると主にポリエステルを使った製品が作られるようになります。ヴィンテージ・アロハと呼ばれるためには1950年代より前の素材である綿、またはシルクかレーヨンでつくられていることが必要です。

・ボタン素材へのこだわり
ボタンが何からつくられているかも話題の的になります。本来アロハシャツと名乗れるのはココナッツ製のボタンでなくてはならないというコアな人達もいますが、1930年代にはすでにバンブー(竹)製のボタンやシェル(貝殻)で作られたボタンが使われていました。1950年代の金属製ボタン、それも紋章入りのものも貴重品として扱われています。

 

●『ムサシヤ』のアロハ

アロハシャツの原点は日本の着物であり、それを商品化したのも日本からの移民第一世代です。商品として売り出したのは「アロハシャツ」という名称をいち早く商品登録した中国系の商人でしたが、それを縫製したのは「ムサシヤ」という日本人が経営する会社です。

ムサシヤは現地で買い付けた生地だけはなく、日本から輸入した生地(反物)を使ってアロハシャツを製造していました。アロハシャツをブランド化したのはムサシヤだといっても過言ではありません。

ムサシヤのタグがついたアロハシャツは、1990年代のものでも数万円で取引されています。ムサシヤ製ヴィンテージ・アロハとなったらどれだけの値段がつくのか想像できません。

 

時と場所を選ばないオールマイティーなアロハシャツ。自由に着こなすのが基本ですが、それぞれの柄の意味や歴史を知っていると選ぶときの楽しみが増えます。突き詰めていけばいつの間にやらあなたもアロハシャツ・コレクターの仲間入りをしている…かも。

自由に着こなせるアロハシャツですが、柄のところでちらっと触れたようにTPOやルールもあるのです。次回はそのあたりのお話をしましょう。

 

 

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