ハワイと言えば青い海!「海」にまつわる英語
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ハワイといえばビーチ。日がな一日ビーチで遊んでショッピング、夜はオーシャンビューのお店でグルメ。そして情熱的だったりロマンチックだったりするフラやウクレレのショウタイム。翌日はクルージングでクジラやイルカのウォッチングと、ハワイに行ったら海辺から離れる気になれません。
かくいう自分も日中はサーフィン三昧、日が暮れたらアロハシャツに身を包んで熱帯の夜を徘徊しています。
ですが、さすがに毎日ビーチ三昧が続くとグッタリと疲れがたまってきます。体も火照ってじっとしていてもなんだかくつろがない。
そんなときは気分を変えて、アートにひたる一日を過ごすと体も心もリフレッシュします。ハワイでのアート鑑賞はお金もかからずお手頃なのです。
ハワイにはアートスポットがいくつかありますが、一番のおすすめは「ハワイ州立美術館」。
イオラニパレスの隣にある白亜の建物「キャピタル・ディストリクト・ビルディング」の中にあります。なんでお城の隣にあるのかというと、もともとは王室のゲストハウスだった初代ロイヤル・ハワイアン・ホテルだったからです。
歴史のある建物の一部を美術館としてオープンしたのは2002年11月3日。1927年に開館したホノルル美術館に比べるとかなり歴史は浅いですが、その分、設備が整っていて工夫された開放的な空間が広がっています。
〇なんと入場無料!
この素敵な建物に中にあるミュージアムの入場料はなんと「無料」です!歴史ある建築物に入るだけでそれなりの入場料をとる日本の感覚だと信じられません(が、海外には無料で入ることが出来る公立の美術館って結構多いのです。日本もせめて子どもだけは無料で入ることが出来るようにしてくれればいいのに)。
無料だからといって展示がしょぼいわけではありません。
1,115平方メートルの展示スペースはスカルプチャー・ロビー、エヴァ・ギャラリー、ダイヤモンドヘッド・ギャラリーの3つに分けられ、ハワイ州立文化芸術財団が集めた1,400人の芸術家・約5,000点の作品の中から工芸品、現代アートを含めた360点を厳選して展示しています。所蔵品としては少ないと思われるかもしれませんが、この美術館の所蔵品はハワイにつながりのある芸術家に特化されています。
これだけのハワイアン・アートのコレクションを持っているミュージアムは他にありません。
〇ハワイには美術鑑賞が育つ土壌がある
ハワイには、「建物を建てるときは、環境美化を目的としてその建築費の1%を彫刻や絵画といった視覚芸術の展示に使わなくてはいけない」という法律があります。この法律は、1967年アメリカ全土で初めて、ハワイで施行されました。
ハワイには美樹鑑賞という文化が育つ土壌がアメリカのどこよりも早くから培われてきたのです。
〇「ハワイに生きる人々のアートを形に」
法律が施行されて以来、ハワイ州立文化芸術財団は美術作品の収集を続けてきました。そして2002年、満を持して「ハワイに生きる人々のアートを形に」をスローガンにハワイ州立美術館は開館されました。
展示室は大きなテーマで構成されています。
・ハワイの遺産
・アジア移民のルーツ
・芸術家の社会的意義
・伝統と価値観
・大地や海に触発された芸術家
順に巡れば、環太平洋文化と人の交差点という地理的な環境を持つハワイの歴史と気候が、ハワイの人々のもの作りにどんな影響を与えてきたのかを理解できます。
…なんて書き方をすると堅苦しく感じてしまうでしょうね。
この美術館の展示品をひと言でいえば「ユニーク」。西洋とアジアの文化が“アロハー”と混ざり合って「ハワイアン・アート&クラフト」が生まれたのだと、作品を見れば納得します。
なんとも不可思議な作品は子どもにも受けます。
〇子どもと楽しめるスペースも
親子連れでも楽しめるこの美術館には、実際に子どもたちがアート作品作りを体験できるコーナーもあるのです。ハワイですから様々な言語の子どもたちが一緒に遊ぶことになります。言葉が通じなくてもいつの間にかブロックやパイプを使って仲良くやっている姿を見ていると、子どもってすごいなあ、とつくづく思います。
水の上を歩くことができる現代アートの展示もあり、それも子どもたちに大人気です(大人もここで必ず写真を撮ります)。
〇美術館のカフェは人気
昨年(2016年)に新しくカフェもオープンしました。「Artizen(アーティゼン)」です。アラモアナの人気レストラン「MW Restaurant」のオーナーが経営しているそうで、ヘルシーで美味しいと連日賑わっています。
このスペース、始終お店が入れ替わるのですが、この分だと今度は落ち着くかな。
〇週末にはコンサート&パフォーマンス
毎週金曜日18:00~21:00(美術館は閉館しています)には美術館前の芝生広場でコンサート&パフォーマンスが開催されます。もちろんこちらも無料です。
ハワイ州立美術館は決して大きな美術館でありません。でも、ハワイのクラフトマン&アーチストの作品に出会うならここが一番です。展示を見て、建物を楽しんで、カフェで軽食とお茶を楽しめば、ハワイのアートな一日をゆったりと楽しむことができます。
たまには「アロハー」とハワイのアートの扉も開けてみてください。
【Hawai‘i State Art Museum (HiSAM) ハワイ州立美術館】
http://sfca.hawaii.gov/hisam/visitor-information/
250 South Hotel St, Second Floor, Honolulu, HI 96813
入場無料(寄付歓迎)
営業時間:10:00~16:00
休業日:日、月、祝日
※撮影はOKですが、フラッシュ、三脚の使用は禁止です。
※改装中で一部の展示スペースが閉鎖中です。今年中に再開数予定。
【Honolulu Museum of Art ホノルル美術館】
http://www.honolulumuseum.org
900 S Beretania St, Honolulu, HI 96814
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